主婦だらけの会社でも不安はありません
日曜は母の日でした。
シーネットのスタッフは全員が主婦ですから(私以外は)、
自分が贈られる側だったり、お姑さんや自分のお母さんに贈る側でもあります。
今朝はそんな話で盛り上がりました。
前回の話に続きますが、
「シーネットは主婦だけの会社にする!」と決めた後、私は様々な場で公言して回りました。
その時の反応は、
「えっ、大丈夫なの?」
「会社、うまく行かなくなるんじゃない?」という否定的な意見が半分。
もう半分は、
「それ、面白いね!」
「きっと坂爪君ならうまくいくよ!また話聞かせてよ!」と好意的。
私の中には、まったく不安がなかったので、
否定的な意見を聞いても、シーネットの方針を変えようとは思いませんでした。
次に私が着手したのは、会社の方向性を決めるヴィジョン(経営理念)作り。
ヴィジョンができれば、行動指針であるクレドも、会社が挑んでいくミッションや伝えたいコーポレートメッセージも自然と出来上がります。
これは、女性ばかりの会社に限ったことではなく、すべての会社にとってあった方が良いものです。
ヴィジョンのある会社の方が、ない会社よりも経常利益が約2倍も上がるそうです。
(スタッフがご紹介している「小さな会社のビジョンのつくり方、浸透のさせ方 村尾 隆介」より)
その後のヴィジョン完成までの流れはスタッフが書いていますので割愛させていただきますが、
数ヶ月間、パート、短時間労働社員、正社員のすべてのスタッフが毎週集い、協議しました。
大変な時期ではありましたが、それぞれが本音をぶつけ、シーネットの将来像や夢を語り合う楽しい時間でもありました。
スタッフ手記より
・シーネットの改革者はだれ?
・理想の会社って、どんな会社?
・ヴィジョンの作り上げ→ポスター完成♪
「パートの主婦まで会社の経営理念会議に参加させる必要があるのか?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
そのスタッフには能力もありますし、何よりも
「子育てで、どうしても今はパートという働き方しかできないけれど、ゆくゆくは正社員としてシーネットで働き続けたい!」
という気持ちを強く持ってくれているようでした。
それならば、今の形態にとらわれず、会社の意思決定会議にも参加させることが、会社のためにも、彼女の今後のためにもなります。
そのスタッフは今年の春よりパートから短時間正社員となり、今やわが社の欠かすことのできない戦力となってくれています。
スタッフそれぞれの将来設計も含めて、会社の方向性を決める。
小さな会社だからこそできることですが、主婦という沢山の役割を持っている女性に心地良い環境を提供し、その中で能力を最大限に発揮していただく。
私自身が今後のシーネットに大いにわくわくしています。