スタッフ全員での就業規則作り
シーネットの就業規則を社労士さんを交える形で作りなおそうと思った理由は、
主婦だけの会社として新たにスタートを切ることになったから。
彼女たちは、会社の中では1人の会社員として仕事をこなしていますが、
家に帰ると、会社員ではなくなり、
子供を育てる母であったり、
夫を支える妻であったり、
両親の面倒をみる娘であったりするのです。
仕事で能力を100%発揮してもらうためには、
家庭と仕事の両立がうまくいっていないと難しいものです。
シーネットに安心して長く勤めていただきたい、そういう会社に変わりたいと思いました。
そこで、普通の就業規則では難しいと判断し、
働く女性を支援することに力を注いでいらっしゃる菊地先生にお願いすることにしました。
菊地先生を交えての就業規則の作り方に、最初はとまどいもありました。
2週間に1度程度ご来社下さり、その度に私と全スタッフが集まり「就業規則会議」を行いました。
菊地先生のリードのもとに、
全従業員(スタッフ)と、経営者(私)がオープンな形で意見交換する場です。
その度に1章ずつ就業規則が出来上がりました。
普通は従業員の意見など聞かず、経営者側のみで作るものではないでしょうか。
私にとっても、スタッフたちにとっても大きなチャレンジとなりましたが、
初回の打ち合わせが終わった段階で「このような形で作り始めてよかった!」と実感。
菊地先生が一つ一つ丁寧に説明をして下さり、
それに対して全員でシーネットにとって一番良い形をディスカッションで探っていく。
ヴィジョン作りと同じように自分たちの考えを形にしていく作業でした。
(ヴィジョン作りの始まり→理想の会社って、どんな会社?)
そのようにして作り上げられた新たな就業規則。
スタッフは、夢を持って働くことができます。
経営者である私は、安心して彼女たちの活躍を応援することができます。
こうして他の会社とは全く違うシーネットの就業規則が新しく誕生しました。